MP3・AAC・Opusの音質を実際に比較できます
この音質比較ツールでは、読み込んだ音声や動画の音声トラックをMP3・AAC・Opusへ実際に変換し、同じ再生位置のまま音源を切り替えて聴き比べできます。ファイルサイズや音質の予測だけでなく、自分の音源を圧縮した音声そのものを再生して比較できます。
ファイルを選ぶと、曲全体を各形式の64・128・160 kbpsの9条件へ自動変換します。変換後はグラフの下のボタンで音源を選び、256・320 kbpsも追加変換できます。波形・スペクトログラム・Integrated LUFS・True Peak・Difference(差分音)を確認でき、変換後のファイルは情報一覧から保存できます。
MP3 128kbpsと320kbpsの違い
MP3は一般に、ビットレートを高くするほど1秒あたりのデータ量が増え、圧縮による変化を抑えやすくなります。ただし、128kbpsと320kbpsの違いがどの程度聞こえるかは、音源・再生機器・聞く場所によって変わります。
MP3の128 kbpsと320 kbpsを同じ再生位置で切り替え、シンバルやハイハットの高域、ボーカルの子音、残響、音数の多い部分を聴き比べてください。320 kbpsは条件ボタンを押すと追加変換されます。
AACとMP3を同じビットレートで比較
AACとMP3はどちらも非可逆圧縮ですが、圧縮方式やエンコーダーが異なり、同じ128kbpsでも同じ音になるとは限りません。音楽や声など、実際に使う音源で比較できます。
MP3 128 kbpsとAAC 128 kbpsはどちらも初期変換に含まれます。再生位置を維持したまま切り替えて、音の変化とファイルサイズの両方を確認してください。
OpusとAACを同じビットレートで比較
OpusとAACも、同じビットレートを指定しても音質やファイルサイズが同じになるとは限りません。本ツールのOpusは可変ビットレート(VBR)のため、指定値と実際の平均ビットレートが一致しない場合があります。
AAC 128 kbpsとOpus 128 kbpsなど、同じ条件のボタンを切り替えて比較できます。音楽・声・効果音など、素材による違いも自分の音源で確かめてください。
圧縮で変わった音をDifference(差分音)で確認
Difference(差分)は、Originalから圧縮後の音源(Encoded)を差し引いて再生する機能です。エンコードによる遅延をサンプル単位で補正してから差分を計算します。自動同期の信頼度が低い場合は利用できません。
差分音には圧縮で変化した成分に加え、位相変化や符号化ノイズなども含まれます。「圧縮で完全に削除された音だけ」を表すものではなく、圧縮前後の変化を確認する参考になります。
波形・スペクトログラムでは何を見る?
波形では音の振幅の時間変化を確認できますが、波形だけで音質の良し悪しは判断できません。スペクトログラムでは時間ごとの周波数成分を確認できます。低いビットレートでは高域や細かな時間変化に違いが見える場合があるため、耳での比較とあわせて確認してください。
YouTubeにアップすると音質が変わる理由
YouTubeなどの動画・音楽配信サービスでは、配信用の再エンコードによって音が変化する場合があり、元のファイルと完全に同じ音で再生されるとは限りません。本ツールでは、自分の動画から音声トラックを取り出し、AACやOpusなどへ圧縮したときの変化を確認できます。
本ツールはYouTubeや各配信サービスの実際のエンコード処理を完全に再現するものではありません。「YouTube相当」の表示は本ツール内のOpus 160 kbpsという比較条件の目安であり、実際の配信設定や音質を保証するものではありません。
このツールの変換・測定条件
比較再生と解析は48 kHz・ステレオ(2ch)に統一しています。MP3・AACの保存ファイルは元の音源が44.1 kHzの場合は44.1 kHz、それ以外は48 kHzです。Opusは48 kHzで保存します。情報一覧のサンプリング周波数欄には元ファイルと保存ファイルの値を表示します。
MP3はlibmp3lameによる固定ビットレート(CBR)、AACはFFmpegのAACエンコーダーによる目標ビットレート指定、Opusはlibopusによる可変ビットレート(VBR)で変換します。実際の平均ビットレートやファイルサイズは指定値・形式によって異なります。
Originalは入力ファイルをデコードしたPCMです。元がMP3などの非可逆圧縮の場合、ロスレス音源には戻りません。Originalのサイズは同じ区間の16-bit PCM WAV換算です。再生中の音源切替には10msのクロスフェードを使い、音量の自動補正は行いません。Differenceではサンプル単位の遅延補正を行います。
Integrated LUFSは全体のラウドネス、True Peakは4倍オーバーサンプリングによるピークの推定値です。これらの値だけで音質の優劣は判断できません。
圧縮前後の音量とピークを比較できます。True Peak欄には各音源の推定値を表示します。0 dBTPを超えた音源は、波形上に最大ピークの位置と値を赤で表示します。無音や0.4秒未満の区間ではLUFSを算出できません。
ファイルはサーバーにアップロードされません
変換・解析・再生はお使いのブラウザ内で完結します。入力した音声・動画やファイル名をサーバーへ送信しません。ページを閉じると読み込んだ音声は破棄されます。
よくある質問
MP3・AAC・Opusではどれが一番高音質ですか?
一律には決められません。ビットレート、音源、エンコーダー、再生環境によって結果が変わります。同じ音源を同じ目標ビットレートで変換し、再生位置をそろえて比較してください。
MP3の128 kbpsと320 kbpsはどのくらい違いますか?
聞き分けられるかは音源や再生環境、聞く人によって異なります。同じ区間を繰り返し、声の子音やシンバル、残響を切り替えて確認してください。
MP3・AAC・Opusを同じ128kbpsにするとファイルサイズは同じですか?
必ずしも同じにはなりません。コーデック、VBR・CBRなどの変換方式、ファイルに付加される情報によってサイズは変わります。情報一覧で変換後の実際のサイズを確認できます。
Instagram(インスタ)のリールやストーリーズ向けに音質を比較できますか?
投稿に使う動画を読み込み、音声をAACなどへ変換してOriginalと聴き比べできます。本ツールの「Insta相当」はAAC 128 kbpsの比較条件を示す目安です。Instagramのリールやストーリーズの実際の配信設定を示すものでも、投稿後の音質を再現・保証するものでもありません。圧縮による変化の参考として使い、最終的な聞こえ方は投稿先でも確認してください。
TikTokへ投稿する動画の音質も確認できますか?
投稿前の動画を読み込み、声・BGM・効果音が圧縮でどう変わるかを比較できます。本ツールの「TikTok相当」はAAC 64 kbpsの比較条件を示す目安であり、TikTokが常にこの設定で配信するという意味ではありません。実際の投稿処理や再生音質を再現するものではないため、OriginalやAAC 128 kbpsなどとも聴き比べ、投稿先での確認とあわせて利用してください。
スマートフォンでも使えますか?
WebAssembly・Web Audio・Workerに対応するブラウザで利用できます。読み込んだ曲全体を変換します。入力は音声120 MB・動画600 MB、長さは10分までで、端末のメモリによって処理できる長さは変わります。複数チャンネルの音声も比較用にステレオへ変換されます。
Opusが48 kHzなのはなぜですか?
2026年時点のYouTubeの推奨アップロード設定では、Opusが音声形式の一つに含まれ、サンプリング周波数は48 kHzです。本ツールではこの条件に合わせてOpusを48 kHzで変換しています。Opus自体が48 kHz専用という意味ではありません。
Difference(差分)では何が聞こえますか?
Difference(差分) = Original − Encoded。遅延をサンプル単位で補正します。失われた成分だけでなく位相変化や符号化ノイズも含みます。
Difference(差分)が選べないのはなぜですか?
Original選択中、または自動同期の信頼度が低いときは利用できません。無音・周期的な音では正確な遅延を特定できない場合があります。音の変化がある区間で作り直してください。